1月の美容室はゆったりしています。
そんな時はインプットをするチャンスですね。
昨今、読み物を読んだりセミナーを受けたりすると、
[高生産性!]
[効率化!]
[利益率!]
[高単価!]
[自動化!]
無駄を省き手間をかけずに利益をどう上げるか
というワードに溢れている気がします。
その為のHowtoを教えます。みたいな
これは業界問わずのワードでしょうか。
私が苦手部門だと自覚があるので
意識的にそんなワードを選んで学びに行っているのもしれませんが。
ただ、
それが正解だと言われても
素直に、そーだ!そーだ!
今ってそんな時代だよね!とはなんか思いたくなくて
モヤモヤしていたんです。
先日、こう考えれば自分の中で違和感なく受け入れられる。
と思うきっかけがあったので
お話したいと思います。
たまに行く好きな居酒屋さん。
駅から遠くホームページはなく
SNSもやっていない。
所謂、大衆居酒屋。
コの字型のカウンターとテーブル2つを相席で。
壁には手書きのメニューが貼られ何を食べても美味しい。
お客様は老若男女多種多様。
カウンターの中には名物店員さん。
常連さんとのいつもの掛け合いから
一見さんにも気遣い忘れず
程よい距離感を保ちながら
テキパキと仕事をこなしている。
うるさくないけど活気があります。
なにより店員さんが楽しそうに働いていらっしゃいます。
お客様はきっと食いしん坊ばかり。
皆さん笑顔。
予約をしないと入れない位いつも満席で
次から次へと来るお客様にはごめんなさいしてるけど、
常連さんの席は1、2席空けていてふらっと来ても大丈夫。
そこも埋まっていたら先にいた常連さんは
「じゃ、僕はここで」と席を空ける。
また来てねって送り出されるまで
美味しくて温かくてやさしい心地のいい空間。
何が心地いいんだろう。
正体はおそらく「気持ち」でした。
喜んで欲しいという気持ち。
それが伝わっていること。
人気店ゆえの苦悩ってあると思います。
もしかしたら店舗戦略やマニュアルがあるかもしれません。
もしくはそんな物は全くないかもしれません。
どちらにしても「喜んでほしい」という目的の為に考えた事が色々あるでしょう。
その結果がこのお店を作っているんですね。
「気持ち」が大事って時代遅れなのでしょうか?
でも気持ちが先にあってそれを叶える為のHowtoであってほしい。
と思ったのです。
順番大切ですよね。
正解って1つじゃないハズのに、
「今の時代の正解はコレです。」
と他の選択肢を否定されている気がしてモヤモヤしていたんですね。
効率化だけでは人は幸せになれない。
でも誰かの為を思った効率化は喜びが生まれる。
どちらでもいいんです。
人が人を想う気持ち。
それが伝わると私はグッときます。
美容業界にもAIが導入され機械化が進みます。
カウンセリングもAIがしてくれるようになります。
店舗格差もできるでしょう。
機械化は高生産性が得意でしょう。
でもどんな環境にいても
そこで人間がやる事は機械になる事ではなく
より人間らしくいる事なのかなぁ
なんて年の初めに思うのでした。
なんだか今年も楽しくなりそうです。
今年もどうぞよろしくお願いいたします!
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