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[ アベドネ ]

11 分前
読了時間: 4分




※28日後にドネーションする阿部





毎日のように

お客様をカットさせていただいてるのですが

自分の髪を人に切ってもらうのは

果たして何年ぶりでしょうか、、



重めワイドぱっつん前髪は

アイデンティティ化してますが

黒髪ロングにも愛着が湧いておりました。



先日2009年の野音のゆらゆら帝国の

LIVE映像を観てました。

ベーシストの亀川さんの黒髪姫カット。

すんごくかっこいいな〜って思いました。

気持ちがゆらゆら帝国です。



ま切るんですけどね。


美容師をやっているので1番身近な

社会貢献(というのも烏滸がましいですが)

がヘアドネーションというだけです。

そんなに崇高な人間ではありません。


ありがたいことに人よりも多毛なものですから

本来ひとつのウィッグをつくるのに

20〜30人の髪の毛が必要なところを

2〜3人分くらいは補えるのでは、、

と勝手に思ってます。



この日のためにって訳ではないですが

ロングをキープするために

毎週欠かさずトリートメントをしてました。

ロングヘアって確かに

シャンプーやトリートメントを多く使うし

ドライヤーにも時間がかかります。

お金も時間もかかるのですが、

ウィッグ1つができあがる

お金と時間と手間に比べれば

なんてことのない些事なわけです。



全国から集まった毛束達は

31cm〜(ショートウィッグ)

41cm〜(ボブウィッグ)

51cm〜(ロングウィッグ)

サイズごとに仕分けされ

トリートメント処理工場へ向かいます。


酸性の薬液につけられキューティクルを

取り除いたあと、中和され

くせ毛の毛もダメージ毛も

とぅるんとぅるんになります。

その後カラー液に浸して色味をととのえたら

手作業で何度もすいて絡まりをほぐす。

一定の毛束にまとめたら脱水し乾燥。

その後

梳毛作業で艶を出しつつゴミや汚れを取除き、

選毛作業で髪の長さや状態で分別し、

一つ一つを検品。

整毛作業で長さ別に均一に整え、

最後に結束作業。



その後ウィッグ制作工場へ出荷されます。

自然な髪の毛にするため

大きな筒でパーマを施し、

自然乾燥の後、高温の乾燥室に移され、

空冷室でクーリング。

これでパーマを固定します。


ウィッグの土台となるキャップ部分は

伸縮性のある黒いネットが用いられていて、

つむじやおでこの生え際は

自然に見えるように人工皮膚で覆われています。

ひとりひとりの頭の形にぴったりあうように

サイズを微調整した型紙を作成したら

正確に裁断されたメッシュ生地を

丁寧にミシンで縫い合わせます。

立体的に縫えるなんてすごい。


現地の言語に翻訳された設計図を基に

細いピックを使って髪の毛1本1本を

生地に毛植えしていきます。

まさに職人技です。

ひとつのウィッグが出来上がるのに

おおよそ1週間。

出来上がったウィッグをブローで

毛並みを整えて完成となります。


全ての工程が手作業、、

オーダーメイドで作ったら

数十万円するのも納得です。



こうして出来上がったウィッグが

ようやく子供達の手元に届けられていきます。

申し込んだらすぐ届く訳ではない、、

これだけの作業があるし、

すぐ届けられるはずもなく、、

なんとも歯がゆい気持ちになりますが、、



ひとつのウィッグが出来上がる背景を知ると

ただ切って寄付する

という行為がほんの始まりにすぎないことを

まざまざと思い知らされます。



あ、決してヘアドネーションを

推奨している訳ではございません。

こんなのもあるよね〜

くらいに思っていただけたら。


私めが美容師で手先が器用な方ですから

ロングヘアと上手く付き合ってこれましたので。



もし31cm以上ばっさり切りたい!

というタイミングがきたら

よろこんでお手伝いさせていただきます。



ちょっと書ききれなかったので

次回、もう少し深掘りします。





それでは、また。





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